夢の絆・川崎

夢の絆・川崎

夢の絆とは?

夢の絆・川崎(以下、夢の絆)は、LPG託送の拠点となる世界最大規模のLPガスハブ充填基地。夢の絆の始動により、充填基地、デポステーション、スペース蛍、業務管理システム「雲の宇宙船」が連動してリアルタイムでのデータ連携が可能となり、配送の効率化が実現します。また、夢の絆は川崎エリアの3つのガス輸入基地から、10㎞圏内(最短、車で片道5分)に位置しているのも強みのひとつ。ガス輸入基地の近くで、効率的かつ集中的に充填を行うことで、配送にかかる時間も短縮できます。

夢の絆の機能

夢の絆に搭載されている新製造計画エンジンは、お客さま宅に設置されたスペース蛍から送られてくるガス使用量データと、配送実績データから算出されるデポステーション内のボンベ在庫データを元に、AI解析によって最適な製造計画を算出。「予想」ではなく「実績」に基づいた、より緻密な充填計画を実現します。

また、夢の絆の入り口にあるトレーラーゲートには14台の高性能カメラが設置されており、画像認証でボンベに貼られたバーコードを読み取ります。これにより、車輌や人、ボンベの情報を自動認証でデータ化し、リアルタイムに管理することができます。関東19ヶ所(2023年12月時点)に建設されたデポステーションにも、夢の絆同様の自動認証ゲートが設置されます。これにより、各物流拠点への入出庫が自動的にシステム内で管理され、移動の軌跡から最終的な廃棄までの、ボンベのトレーサビリティが実現します。

さらに夢の絆では、容器(ボンベ)検査やレーンコントロールを自動で行えます。トレーラーで運ばれてきた空のボンベは、自動認証されるとともに製造計画エンジンに照合され、充填する充填機、配送先デポステーションを決定。その後自動でストックヤードに振り分けられるので、人力によるボンベの移動は不要です。夢の絆の中には、充填エリアと容器検査エリアがあり、システム連携によって自動で充填対象ボンベ、検査対象のボンベ、廃棄対象のボンベの識別が行われ、全ての工程が完了できます。

今まで別々の場所で行なっていた充填と容器検査を同時に行うことができ、検査のために出荷と回収を行う手間が削減されます。

稼働開始時期

2021年3月

場所

〒210-0862 神奈川県川崎市川崎区浮島町11-4

エネルギー託送について

デポステーションとは?

デポステーション

デポステーション(以下、デポ)は、無人で24時間稼働可能なLPガスのボンベ置き場。「夢の絆をはじめとする充填工場」と「お客さまへの配送」の中継拠点として、配送の圧倒的な効率化を実現しています。まず、トレーラーは工場で充填されたボンベ約200本を積載し、デポに向かいます。デポでは、AIにより自動で決定される所定の置き場所に停車。トレーラーヘッドを外せばそのまま荷台が容器置き場になります。

そして朝になると、各ガス会社の個別配送トラックは、充填されたボンベをデポでトラックに移し替え、お客さま宅へ配達。充填工場まで行かなくても充填されたボンベをデポで引き取ることができるうえ、お客さまが使い終わった空のボンベは、デポに置いておくだけで充填されて戻ってきます。

これまで、充填設備や自各社の配備が必要だった内陸にある充填所を、充填設備が必要なく無人で運用できるデポステーションに切り替えることで、配送コストを大きく削減することが可能になります。

稼働開始時期

2010年

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